(2022.01.18)
当センターでは、外国人県民の永住化の進行や外国人児童生徒の増加などをふまえ、外国人県民が安心・安全に暮らせる環境づくりに取り組むとともに、将来、日本人と共に地域社会の一員として自立・活躍いただくためのきっかけづくりを行っています。
その一環として、「防災・減災」及び「進路」の2つをテーマにした総合学習授業をブラジル人学校HIRO学園の児童生徒を対象に開催しました。
1 防災・減災 ~自分の命はじぶんで守る~ |
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地震対策講座 10月25日(月) |
浸水害対策講座 10月29日(金) |
高校2年生と3年生の生徒さん達に向けて、県庁防災課の方に説明いただきました。地震が発生するしくみや、昔、岐阜県で起きた大きな地震の被害の様子、地震が起きたときに備えて、自分や家族を守るために必要な準備について学びました。 |
小学校2年生と3年生の子ども達が参加しました。県庁の土木事務所の方が土石流の模型を使って自然の怖さを教えてくださり、自分の命を守るためには、事前に危険な場所を知る、避難場所や行き方を調べる、河川の状況をテレビやインターネットなどで確認することが大切だと学びました。 |
2 進路のお話 ~進学や就職の情報をたくさん知る~ |
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県立国際たくみアカデミーでの職業体験 11月11日(木) |
外国人先輩の講話 11月24日(水) |
高校2年生の生徒さんたちが職業能力開発短期大学校の生産技術科などの見学と、モノづくり体験を通して、卒業後の進路や職業選択の幅を広げるとともに、県内に多い製造業の仕事内容や魅力を知る機会となりました。 |
中学校3年の生徒さんに向けて、ブラジル出身の国際交流員 宮本レオナルドさんが自分の体験談をもとに進路について語りました。ブラジルと日本の小学校と中学校を経験しているレオナルドさんが、これまでに経験した異文化やカルチャーショックが今の進路にどんな影響を与えたのか、また、ポルトガル語や日本語を学ぶ必要性にも触れながら、自分の将来について考えるためのアドバイスを行いました。 |
※この事業報告は、当センター発行の情報誌「世界はひとつ」2月号にも掲載します。