(2015.07.16) |
アイスキャンディー
国際交流員
森下アンダーソン実砂雄
梅雨のさなか、局地的に猛烈な雨が降ることもありますので、日頃から最善の注意を払いましょう。
さて、アジサイが咲き、あやめが咲き、やがて夏が来る。日本の夏を彩る祭りや花火大会が各地で行われ、ブラジルのカーニバルのフィーバー(あっつい!!)を思い出させるシーズンが到来。この季節に水遊びやお酒の入った暑気払いの宴会が多くなりますので、気をつけて夏を満喫しましょう。
皆様、暑い日にはアイスコーヒーを飲まれていますか?アイスコーヒーは自動販売機やコンビニで簡単に購入できる時代となっていますが、ブラジルでは今日でも暑くてもアイスコーヒーを飲む習慣がありません。コーヒーは少しだけ冷めたら新鮮さがなくなるという印象があるかもしれません。アイスコーヒーにさらにアイス(=氷)を入れるのは、コーヒー大国ブラジルでは考えられない飲み方です。
日本の暑さをしのぐためにかき氷はいいですね。頭がキンキンするほどキンキンに冷やしたかき氷を食べると美味しいと思う人が少なくありませんが、個人的には頭が痛くなったら風味や旨みを感じずに逆に味気ないと思います。当然のことながら、好みは人それぞれですね。最近、ただの氷ではなく、純氷や天然氷を使用されることもあるためちょっとしたかき氷でも高値で売られていますが、ブラジルでもっとシンプルなものがあります。
ブラジルではかき氷の代わりにアイスキャンディー(※)が食べられています。木製やプラスチック製の棒が差し入れてあるアイスをイメージされるかもしれませんが、およそ4cmx23cmの透明なポリ袋の中に凍らせた氷菓子になります。様々な国に存在するかと思いますが、もともと第二次世界大戦に米軍の兵隊への栄養補助食品として与えられていたようです。当初、塩味しかありませんでしたが、いつの間にか果汁やミルクの味に変わってゆき、各国の一般市民の間に普及しました。
アイスキャンディーは非常に手作り感のある氷菓子です。上記の日本の天然氷のかき氷のように高い値段で売られていませんが、自家製アイスキャンディーの自宅販売を通して生計を立てる人もよく見られます。子どもたちが下校の時に集団でアイスキャンディーを食べているのを見かけることができます。いくら安くても、沢山売られたらいい収入になるのではないかと思います。
これから夏本番になりますが、熱中症予防と水分補給のためにアイスキャンディーはいかがでしょうか?
(※)ブラジル各地でアイスキャンディーを示すことば: gelinho, geladinho, sacolé, dim-dim, chupe-chupe, big-bem, juju, flautinha, sacolete, picolé-de-saco, brasinha, bacaninha, lili, laranjinha, legalzinho。
今日も、帰りに岐阜駅でアイスコーヒー飲んで、きました。コーヒータイムは、わたしの、ホッとできる時間です。We Love Love Coffee!!!