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トロピカルな台所

トロピカルな台所

 

                                                                                                 国際交流員 森下アンダーソン実砂雄 

 

 

 グローバル化が進んでいる現代社会では、エスニック料理が身近な存在となっています。日本では、ブラジル料理のシュラスコ専門店やブラジル原産のコーヒーを提供する喫茶店などが増えていることを実感していますが、「ちょっと高い!」、「なかなかお店に入りづらい」といった意見も度々聞きます。

 

 

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 ブラジルの一般的な家庭の台所をイメージしましょう。トロピカルフルーツの天国と言われているブラジルの食卓には、果物の入っている大皿やバスケットが置いてあり、朝食によく食べられているパパイヤやバナナなどが入っています。当然ですが、その大皿から新鮮な果物を使って100%果汁のジュースを作ります。本格的なしぼりたてオレンジジュースやレモネードがいただけます。バナナは小(バナナ・マッサンやバナナ・オウロ)、中(バナナ・プラタ)、大(バナナ・ナニカ)の様々なサイズ、味や種類があります。ちなみに、小さ目のバナナ・マッサンはリンゴの味がすることからそういう風に呼ばれています。(ポルトガル語のマッサンの意味は日本語でリンゴです)

 

 

 冷蔵庫の上にペンギンの形をしている陶器を目にすることもあります。「この冷蔵庫は本当に冷えるよ!」というような印象を与えるからでしょう。ガスコンロとオーブンが一体化していますので、ケーキをはじめ、七面鳥や子豚そのものの料理を家で作ることができます。火災防止のため、ガスが強烈の臭いがあります。コンロや配管からガスが漏れたらすぐに分かるようにしていますね~。それからマッチ棒の擦り方ですが、自分の前から外に向けて擦ることが多いと思います。火が自分に飛ばないように意識してマッチ棒をはじくのでしょう。

 

 

 最後ですが、食器洗いの道具の一つでるスチールウールたわしの話です。スチールウールたわしで金属製なべなどを磨くとなべがピカピカになりますが、そのたわしは意外なところにも活用しています。それはラジオのアンテナです。チューニングのとき、周波が悪いところでは雑音がしますので、アンテナの先にスチールウールたわしをつけることによって、ラジオの放送がきれいに聞けます。もちろん、これはアナログ式ラジオのアンテナですが、何らかの物理変化か起きるみたいです。不思議ですね~。

 

 

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