(2016.01.05) |
2016
国際交流員 森下アンダーソン実砂雄
皆様
あけましておめでとうございます。
もう新しい年の幕開けですね。リオ五輪が控えている2016年は、ブラジル、日本、そして世界中の人々が2015年よりもっと安心・安全に生きることができますように心から祈っています。
本年度も残すところあとわずかですが、最後までこのブログをご覧いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年は申年。年明けて早々テレビで猿まわし師とニホンザルの芸を観ることができました。ニホンザルは家族で気持ちよさそうに露天風呂に浸かって、観ている私たちの心まで温まりますね。日本の猿と言えば、「見ざる、聞かざる、言わざる」。特に申年の今年は、日光東照宮の三猿を訪れる人が多いでしょう。
人間によく似ている類人猿はチンパンジーです。映画『ターザン』では、ターザンの友人として登場します。しかし、『キングコング』では、巨大なゴリラが悪役になりきります。現実の世界だと、アフリカではチンパンジーやゴリラが生息していて、インドネシアやマレーシアではオランウータン、中国ではキンシコウ。そして、ブラジルでは?
ブラジルではなんと約118種のサル目(霊長目)が生息しています。アマゾンの森林だけでは、およそ92種が確認されています。中には、絶滅危惧種もおり、熱帯雨林の「ゴールデン・ライオン・タマリン」がそのひとつ。体長約30cm、体重約900gの小型動物で、ライオンの顔をしている猿と言われています。1960年代から現在にかけて、150頭が約3,000頭まで達して、保護活動が成功しています。前向きな考え方からこのまま取り組みが続ければ、2025年までゴールデン・ライオン・タマリンは絶滅危惧種のリストから外される見込みです。
【レアル紙幣 20レアル ゴールデン・ライオン・タマリン】
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