(2023.06.27) |
3月に掲載した記事は、イギリスの英語とアメリカの英語の語彙の違いについてでしたが、今回は綴りについて説明します。日本の教科書では、アメリカ英語を学んでいますので、下記のイギリスの英語の綴りを見たことがないかもしれません。
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イギリスの英語 | アメリカの英語 |
~our | ~or |
~re | ~er |
~oe~ | ~e~ |
~ae~ | ~e~ |
~ence | ~ense |
~ll~ | ~l~ |
~e | なし |
~yse | ~yze |
~is~ | ~iz~ |
~logue | ~log |
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(最初はイギリスの英語・次はアメリカの英語の綴り)
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~our や ~or
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~re や ~er
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~oe~ や ~e~
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~ae~ や ~e~
※「oe」や「ae」の言葉は、元々古典ギリシア語やラテン語からきています。だいたい科学、医療に基づく単語で見られます。
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~ence や ~ense
※イギリスの英語で、「licence」は名詞のみです。動詞として使った時、「license」になります。アメリカの英語で、「license」は名詞と動詞です。
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~ll~ や ~l~
※少し分かりにくいですが、普通の名詞や動詞、「travel」や「cancel」といった言葉は、イギリスの英語やアメリカの英語にも同じです。二重の「l」がありません。
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~e や eなし
※イギリスの英語でも、コンピューターに関するプログラムの時は、「program」を使っています。「gramme」や「programme」はフランス語と同じ綴りです。中国語と日本語のように、他のヨーロッパの言語は英語に大きな影響を与えました。英語はゲルマン語群の一つですが、フランス語をはじめ、ロマンス語群との繋がりもあります。ゲルマン語群の言語は北ヨーロッパから来て、ロマンス語群はラテン語に起源をもちます。ゲルマン語群やロマンス語群は、両方ともローマ字を使っています。
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~yse や ~yze
※麻痺や分析の名詞は、イギリスの英語とアメリカの英語ともに「paralysis」や「analysis」です。
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~is~ や ~iz~
※最近、イギリスでも「iz」を使い始めました。両方が使えます。
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~logue や ~log
※アメリカでも「logue」が使えますが、「og」は一番一般的な綴りです。
英語の綴りは複雑ですね!綴りは違いますが、発音はたいてい同じです。イギリス人とアメリカ人のアクセントは違います。他の英語圏では、イギリス英語かアメリカ英語のどちらかを使い、アクセントも異なります。しかし、一番大切なことは、同じ言語なので、全ての英語圏の人は、お互いの英語が理解できることです。例外はありますが、それは特別の方言か、本当に強い地域アクセントがある人のみです。日本語の津軽弁みたいです!英語圏でも、地域次第でアクセントや俗語が異なります。例えば、アメリカ人の友達は、イギリスのヨークシャーアクセントが分かりにくいと感じたので、テレビ番組を見る時に、字幕を使いました!
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